2021年3月からサービス開始が予定されている大手キャリアの新プラン。
ドコモのahamo、auのpovo、SoftBankのLINEMO、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵと4社の激突が予想されます。
どのキャリアを選べば幸せになれるのか?現時点で分かっている事をまとめてみました。
特徴をザックリ比較
ahamo | povo | LINEMO | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ | |
サービス開始 | 3/26〜 | 3/23〜 | 3/17〜 | 4/1〜 |
〜1GB | ↓ | ↓ | ↓ | 0円 |
〜3GB | ↓ | ↓ | ↓ | 2,178円 |
〜20GB | 3,278円 | 2,728円 | 2,728円 | 3,278円 |
20GB〜 | データ追加 1GB(550円) | データ追加 1GB(550円) | データ追加 1GB(550円) | 3,278円 |
国内通話 | 5分以内無料 | かけ放題OP 550円 | かけ放題OP 550円 | アプリ使用で無料 |
eSIM | × | ○ | ○ | ○ |
テザリング | ○ | ○ | ○ | ○ |
5Gサービス | ○ | 2021年夏〜 | ○ | エリアが狭い |
申込窓口 | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン 店舗窓口 |
まさかまさかのdocomoが楽天に対抗したカタチで3,278円を打ち出しましたが、auは後追いせずに5分以内の無料通話はオプションとした2,728円を発表。SoftBankは後出しジャンケンでauの後追いとなりました。
確かに「通話はほとんどしない」というユーザーも多いと思われますが、通話料はdocomo・au・SoftBankの3社は22円/30秒の従量制。ざっくり12分30秒以上の通話が見込まれるのであれば、個人的には5分以内かけ放題OPはつけた方がいいのではないかと思います。
リア充にオススメのahamo

こんな方にオススメ
・家族がdocomoを使っている
・d払いユーザー
・旅行、出張などで海外を飛び回る
天下のドコモがまさかこんなプランを打ち出してくるとは!?
他キャリアとの差別化で打ち出しているのが「82の国と地域で使える」という事ですが、このコロナ禍では全くメリットではない気もしますが・・・。
国内に関しては5G・LTEエリアはサポートするものの、3Gエリアは使用不可。
気になるのはdアカウントの作成が必須という事。d払い、dマガジン、ディズニー+など携帯電話事業以外でもお金を落として欲しいという事でしょうか?
また、3月1日に重大発表があるのでは?という情報もあり、何かサービス内容の変更があるのかもしれません。
通話が少ない方にオススメのpovo

こんな方にオススメ
・通話はほとんどしない
・突発的に通信量が増える可能性がある
・au PAYユーザー
5分以内の無料通話が省かれた分、ahamoよりも基本料金がお安くなっています。
トッピング(要はオプション)で個人の要望に合わせて、好きな時にカスタマイズ出来ますよって事ですが、面白いのは「データ使い放題24時間」が220円で提供される事。Wi-Fiない環境下で動画ストリーミングサービスを楽しみたいとか、web会議やオンラインゲームなど、それなりに利用シーンはありそう。
サービス開始は3月23日とようやく発表されました!ahamo同様に家族割のカウント対象となるようですが、注意点は「2021年夏までにpovoを契約の方」のみが対象となります。
万人にオススメできるLINEMO

こんな方にオススメ
・LINE利用頻度が多い(スタンプ・LINE通話)
・回線切替をすぐに行いたい(オンライン本人確認&eSIM)
・PayPayユーザー
国内でも圧倒的な利用者数を誇るLINE。家族や友達との連絡から仕事まで「メッセージやLINE通話」は欠かせないものとなっていますが、このLINEがデータ使用量にカウントされないのがポイント。ahamoみたいな無料通話がなくても、LINE通話で事足りるって人も多いのでは?
2021年夏からはLINEスタンプ(ベーシックコース)が使い放題ってのも若者には訴求力があります。
気になるのは時間帯により速度制御ありと明確にHPに記載されている点。どの時間帯でどの程度遅くなるのか?コレばっかりは使ってみないと何とも言えません。
都心部のAndroidユーザーはRakuten UN-LIMIT

こんな方にオススメ
・オンラインでの手続きが不安
・20ギガも必要ない
・通信量をとことん安くしたい
・楽天カード or 楽天ペイユーザー
元祖2,980円(税込3,278円)!他のキャリアと大きく異なるのは、データ通信量が少なければ安くなるのと、実店舗の窓口があるという事。オンラインで申込ができない。対面じゃないと不安。という方は楽天一択になるでしょう。実は留守電に対応しているのも実は楽天モバイルのみだったりします。
楽天モバイルがこの価格の「ものさし」となった事は紛れもない事実。ですがiPhoneユーザーにはどうにも使いづらいのと、エリアの拡大もまだまだこれからといったところ。
まとめ
2年縛りが過去のものとなり、キャリアの乗り換えが本当に手軽にできるようになる時代がやってきました。
サービス開始を心待ちにしている方もいるかもしれませんが、コレらのプランはデータ通信量が10〜20GB以下の単身者がメインターゲットと思われます。今現在キャリアへ端末の割賦残債があったり家族割引を組んでいるような方は、安易に乗り換えをすると結局割高になることもあり得ますので注意が必要です。
一見、各社シンプルに見えるプランではありますが、家族割引や学割を考慮すると以前よりも複雑になってしまった感もあります。
これらに追随するかたちでMVNO各社も新プランを打ち出していますので、暫くは様子見が得策と言えるかもしれません。