AirMac Time Capsuleが逝った😭
我が家のWiFi環境はAirMac Express → AirMac Time Capsuleと着実に進化してきましたが、最近になり2.4GHz帯が繋がらないという事象が頻発。
iPhoneやMacは5GHz帯で使っているので問題はないのですが、ロボット掃除機やホットクックといったスマート家電系は2.4GHz帯が主流。
今まで使えたスマート家電が使えないのは不便な上、あっちこっちでWi-Fiエラーのステータスランプがチカチカ点滅😵
AirMac Time Capsuleの購入から6年くらいは経過しており、購入を検討する事に。
Apple信者のWi-Fiルーター候補は?
Apple製のWi-Fiルーターがあれば喜んでお布施をするのですが、Appleは周辺機器のラインナップを縮小中。モニターもルーターも無くなってしまいましたね。
では、一体どのルーターを買ったらいいのか?候補は3つに絞りました。
Linksys Velop AX4200
そこで、Appleで取扱っているルーターといえば、LinksysのメッシュWi-Fiルーター。
Linksysってあまり聞いた事がなくて心配。なんて方もいるかもしれませんが、Apple製品のアクセサリー販売でお馴染みのBelkinが2013年に買収。と聞いたらAppleでゴリ押ししているのも納得ですね。
1台でも良いお値段ですが、せっかくのメッシュルーターなら最低でも2台の運用をしたいところです。
間違いなくこのルーターがAirMac Time Capsule代替の最右翼な訳ですが、いかんせん予算が・・・😅
Linksys Dual-Band AX5400
次点で候補に上がったのが同社のコチラ。
近未来的なデザインはAirMac Time Capsuleの入れ替えでも違和感は無いし、EasyMesh™ 対応という事で今後他社製品と組み合わせてメッシュ拡張できるのは良いですね。
tp-link Archer AX73
3番目の候補がWi-Fiルーターでは認知度も高いtp-link。結論、こちらの製品の購入!
Apple信者としてはこのアンテナ・・・。リビングに設置するにはデザインが・・・。
Archer AX73を選んだわけ&結果は?
一言で言えば、基本性能&コストパフォーマンスが高い。これに尽きます!
僕がAirMac Time Capsuleの代替えとしてWi-Fiルーターに求める機能は下記の通り。
- スピード(Wi-Fi 6対応)
- 遠くまで繋がる(電波が飛ぶ)
- 多数接続
- 簡易NAS(Time Machine対応)
- スマホアプリ対応
- 高いセキュリティ
Wi-Fi 6対応
今、Wi-Fiルーターを買うならWi-Fi 6対応は必須。今現在、対応製品を持っていないとしてもWi-Fiルーターの耐用年数を考慮するとWi-Fi 6対応を選んで損はないと思います。
新名称 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
ざっくり言うと、旧規格よりも広範囲で通信速度が速くなる!
実は「Wi-Fi 6対応」と謳う製品の中でも通信速度は様々。AX73は2.4GHz帯で574Mbps。5Ghz帯で4804Mbpsとかなり高速な種類に分類されます
iPhoneの場合は「11」以降がWi-Fi 6対応となりますが、5Ghz帯でも1200Mbpsしか速度は出ないようです。
遠くまで繋がる
パッケージには「戸建:3階建」「マンション:4LDK」、そして6本のゴツいアンテナ。電波もバッチリ飛ぶことを期待していましたが、体感できるような変化はありませんでした。
ただし、アプリを使って電波強度を調べてみると・・・。
手持ちのルーター3種類の中では一番強力な電波が飛んでいるようです。
更に、Wi-Fiルーターから廊下と一部屋挟んだ遠い部屋で速度計測してみると・・・。
これは単純にルーターの電波強度というよりは、Wi-Fi 6の恩恵によるものが大きいと思われます。
多数接続時の安定性
AirMac Time Capsuleの調子が悪くなった後、nuro光のレンタルルーターをしばらくの間使っていましたが、そのF660Aというルーターがとにかく不安定。調べてみると接続台数がひとつのSSIDにつき10台までという謎の縛りがあるようです。
AirMac Time Capsuleはその存在を忘れるくらいに安定動作をしてくれていましたが、今後はスマート家電や子供たちのスマホやPCが増えていく事が予想されるので、今まで以上に多数接続の安定性が重要となります。
現状20台程度のWi-Fi機器を接続していますが、接続が切れたり不安定になった事はありません。
ちょっと面白いのは、2.4Ghzと5GHzそれぞれのSSIDを一つにまとめられるという事。
通常は2.4Ghzと5GHzそれぞれのSSID&パスワードの入力が求められますが、その手間を省けます。端末側が2.4Ghzと5GHzどちらを掴むか微妙な場面では、強制的に5GHzに繋ぐって事は出来なくなっちゃいますけどね。
Time Machine対応
AirMac Time Capsuleの代替を探すとき、この機能こそを最優先する人も多いのでは?
Time MachineとはMacの自動バックアップ。AX73のUSB3.0ポートにSSDやHDDを接続する事で利用できます。
ルーターの管理画面で確認しても、しっかりとTime Machineに対応しています!
スマホアプリ対応
普段、あまりいじる事のないルーター設定ですが、アプリがあるとやっぱり便利。
TP-Link Tether
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AirMac Time CapsuleでもAppleから管理アプリは提供されていたので、今更アプリなしはちょっと・・・。
ルーター⇄ブリッジの切替やSSIDの変更など、アプリから手軽に変更が可能です。
おもしろいのはコチラ。
どの端末が何GHzで繋がっているか?どのくらい通信しているか?を確認する事ができる上、数ある端末の中で優先的に通信する端末を設定することもできます。(写真の王冠マーク)
高いセキュリティ
何か大それた情報をやり取りするわけではないですが、Wi-Fiのセキュリティが高いに越した事はないですよね?主流のセキュリティといえばWPA(Wi-Fi Protected Access)。
発表時期 | 安全性 | 汎用性 | |
WPA | 2002年10月 | × | ◎ |
WPA2 | 2004年9月 | ◯ | ◎ |
WPA3 | 2018年6月 | ◎ | △ |
WPAの脆弱性が発見されWPA2へ、WPA2の脆弱性が騒がれWPA3へという流れ。WPA2の発表からWPA3に至るまで約14年の月日が経っており、セキュリティなんて最新規格使っておけば間違い無いでしょ!と、WPA3対応のAX73を購入しましたが一つだけ問題が⁉️
ルーターの設定は「WPA2/WPA3ミックス」で使用しておりますが、シャープの調理家電ホットクックが繋がらない!今時WPAまでしか対応してないのかな🤔
古いWi-Fi機器・開発陣のセキュリティ意識の低い製品などは、WPA3対応のAX73のセキュリティの高さを活かせない可能性があるので注意が必要ですが、これからWPA3対応の機器が主流になっていくことを考えると先行投資する価値は十分にあるでしょう!
まとめ
これだけの高機能でありながら価格を抑えたのは流石tp-link!他メーカーではここまでのコストパフォーマンスの高い製品開発は難しいのでは無いでしょうか?非常に満足度の高い商品です。
しかし、AirMac Time Capsuleの代替えとして万人に勧められるかというと・・・。
分かりやすいところはデザイン。Appleは白くてシンプル。Archer AX73は黒くてゴテゴテ。
UXに関してもiPhone同様に誰もが簡単に使えるを極めたAppleに対し、色々と設定をする事で高機能を引き出す事ができるArcher AX73。ブリッジモードでは多くの機能に制限がかかってしまうところなんて、最たる例ですね。ルーターモードの設定に少し手こずりました💦
Apple純正のWi-Fiルーターがなくなってしまった今、どれを買ったらいいの?というルーター難民の方も多いと思います。
設計思想はある意味対極とも言えるArcher AX73ですが、機能とコスパは間違い無く一級品。
デザイン&UXよりもコスパ重視の人にはオススメです!