楽天モバイルのiPhone対応は不完全である2つの理由

lifestyle

ボクは2020年11月に「お持ちのスマホ(iPhone含む)で乗り換えキャンペーン」で楽天モバイルへMNP。約4ヶ月ほど使ってみましたが、アップル製品好きであるボクにとっては不満も出てきました。

iPhoneは当社の動作保証外端末でございますが、iOSのバージョンや機種によって、一部機能をご利用いただけることは確認しております。

楽天モバイル公式ページより

キャンペーンページではiPhone XS以降の世代が対象となっていましたが、公式ページにある通り実は動作保証対象外。AppleファンでMNPを検討中の方はご注意ください。

Rakuten Linkアプリの出来がイマイチ

Rakuten Link

Rakuten Link

Rakuten, Inc.posted withアプリーチ

楽天モバイルのウリの一つでもある無料通話。このアプリを使うことによって通話料が無料となるわけですが、アプリを使うことによる弊害が・・・。

Apple Watch(Wi-Fiモデル)が通話着信の通知が不安定

通話発信時のみRakuten Linkアプリを使うものだと思っていましたが、一度設定すると着信時もRakuten Linkアプリが勝手に起動します。これが曲者でApple Watchに通知がほとんど来なくなり、電話を取り逃がすことが増えてしまいました。イラッとするのがApple Watchに「不在着信」って通知が来たり💢どういう条件でどうなるのか?全く謎です。
本来ならApple製品の連携で、MacBook Proでも作業中に着信があればそのまま通話ができるのですが、その機能も使えない状態です。

Bluetooth機器からの発信は要注意

着信は出しゃばってRakuten Linkアプリが介入してくるのに、発信時は完全にスルー。
Apple WatchやカーナビなどBluetooth機器から通話発信した場合、通常の電話アプリからの発信となります。つまり、30秒22円の通話料が発生します。無料通話がウリじゃないの⁉️

電話帳は会社名表示が無い

楽天モバイルへMNP後から知らない番号から着信があったり、登録したはずの番号が見つからない!っていうことが頻発。よくよく見てみると原因が判明。

iPhone標準の電話アプリにある「姓」「名」「会社名」ですが、Rakuten Linkアプリには「氏名」という欄しかありません!上のスクショのように「会社名」しか入力されていない場合、Rakuten Linkアプリでは「氏名」の欄は空白となり、検索してもヒットしません。

パートナー回線という概念

後発となる楽天モバイルはエリアの拡大が大きな課題であり、その狭いエリアを補うためにパートナー回線(au回線)を借りて楽天モバイルユーザーに開放している。いわゆるローミングと呼ばれるものですが、ここにも一癖あります。

楽天回線への切替が自動ではない

公式ページでは「楽天回線⇄パートナー回線」は機能しませんとなっていますが実際は・・・。

・楽天回線 → パートナー回線 自動で切替
・パートナー回線 → 楽天回線 手動での切替が必要

とある月の通信明細データが下のスクショ。2/2〜2/13は楽天回線使われてない⁉️
自宅も職場もエリアマップで確認すると楽天回線エリアのはずなんですが・・・。
意図的に楽天回線に切り替えないと、永遠にパートナー回線を使い続けることになります😱
切替方法は「機内モードのオン→オフ」で替わるそうですが、そもそもそこに楽天の電波が飛んでいるのか?

楽天モバイルの「データ無制限」は楽天回線を使用した場合であり、パートナー回線は5G/月の制限があるのでヘビーユーザーには厳しいですね。

緊急地震速報が受信できない(パートナー回線)

これもパートナー回線での話にはなりますが、SMSの受信とETWS(緊急地震速報・津波警報)の受信ができません!
実際に、2021年02月13日 23時08分のマグニチュード7.3の地震でもボクのiPhoneは鳴りませんでした😱
アプリで補うことができるかもしれませんが、実際に災害に遭ったらdocomo・au・SoftBankの3社と比較すると不安を覚えると思います。

まとめ

Androidでは安定した運用ができるのだと思われますが、iPhoneは動作保証対象外というだけあって我慢が強いられます。
Apple信者では無くiPhone単体での運用ならば、Rakuten Linkアプリの出来にもまぁ我慢できるかもしれません。
でも、回線切替の自動化。もしくは楽天回線エリアの大幅な拡大が進まなければiPhoneユーザーを引き止めるのは難しいのでは無いでしょうか?
第4のキャリアとして、楽天モバイルさんには是非頑張ってもらいたいところです!